〈J1アルビ〉難敵・浦和相手に貴重な勝ち点1 小見はJ1初得点「次は勝利につながるゴールを」【新潟】

サッカー明治安田生命J1リーグ・アルビレックス新潟は9月2日、ホームで浦和レッズと対戦しました。

延長で決着がつかず、PK戦までもつれこんだ天皇杯・準々決勝から中2日で迎えたホーム戦。

【サポーター】
「天皇杯は見ていられないくらい(ドキドキする)ゲームだったけど、あの勢いでなんとかきょうは行けるかなと思って」

【記者リポート】
「対する浦和レッズは大応援団が2階席までサポーターで埋め尽くされています。アルビも負けじといつも以上の声援で選手へエールを送ります」

約5000人のサポーターを引き連れてきた浦和レッズと対戦したアルビ。

リーグ後半戦、敗れた3試合は全て開始15分以内に失点していて、試合立ち上がりの守備が課題となる中、古巣対戦となったトーマスデンをはじめとする守備陣が相手に決定機を与えません。

しかし、前半34分。相手のコーナーキックから関根が頭であわせたボールが長倉に接触します。

VARの結果、これがハンドの判定となり、ペナルティキックを献上。アンラッキーな形で先制を許してしまいます。

エンドが変わった後半、1点を追いかけるアルビは相手ゴール前に人数をかけ、攻勢を強めますが、そこに立ちはだかったのが今シーズンリーグ最少失点の浦和の堅い守備でした。

この局面を打開しようと、後半28分にボランチの秋山や世代別代表に選ばれた三戸と小見。さらに後半34分に松田と攻撃的な選手を次々と投入します。

【アルビレックス新潟 松橋力蔵 監督】
「よりフレッシュな選手、前に推進力のある特長を持った選手を入れることによって、相手の最終ラインにどうダメージを与えられるかという意図で変えた」

すると、この采配が的中します。後半36分、見事なトラップで相手を一人かわした松田が相手のタックルをものともせず、中央に切り込みラストパス。そのこぼれ玉に反応したのは小見でした。小見のJ1初ゴールで浦和に追いつきます。

【アルビレックス新潟 小見洋太 選手】
「うれしいという気持ちと、なかなか決まらずに苦しい思いをしていたので、ホッとする部分があった」

この勢いに乗り追加点を奪いたいアルビは後半40分、再び松田が右サイドから仕掛け中央の長倉へ。その長倉が反転しながら放ったシュートはわずかに枠を外れます。

そのまま1ー1で試合は終了。これまでのリーグ戦29試合で23敗と相性の悪い浦和を相手に貴重な勝ち点1を手にしました。

【アルビレックス新潟 小見洋太 選手】
「チャンスは巡ってきていて、一つここで決まったので、またチャンスがあったら勝利につながるゴールというのを決めていきたい」

アルビは勝ち点29で順位は変わらず15位。次節は9月17日、アウェーでガンバ大阪と対戦します。