体育教師による体罰で女子生徒が歩行不能に 父親が「懲戒処分を…の画像はこちら >>
体育の授業で使う物をうっかり忘れたせいで、スクワットジャンプを命じられた女子生徒。その結果があまりにもひどかったことを、『Thaiger』などタイのメディアが伝えている。
タイの学校に通う10代の女子生徒(8年生)が、学校で使う予定だったバドミントンのラケットを持って行くのをうっかり忘れてしまった。
これに腹を立てた体育の教師は、罰として「スクワットジャンプを100回やれ」と命令。それに素直に従った生徒は筋肉を痛め体に強い痛みを感じたが、学校で何があったかについては両親にも話すことはしなかった。
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生徒は翌日にひどく体が痛んだが、鎮痛剤を飲んで登校。そのような生活を数日続けるうちに状態は悪化し、痛みに耐えられなくなった。事情を聞いた両親は驚き、すぐに生徒を連れて病院へ。そこで下された診断名は「横紋筋融解症」だった。
悪化すれば腎不全に進行し、命にかかわる状態になる可能性もある。そのため医師たちは入院を勧めたが、生徒は自宅で静養したいと言い張り家に戻った。今は歩行ができず、部屋にこもっているという。
このケースに関する情報がSNSで拡散されたため、学校長と体育教師は生徒の自宅を訪問。「SNSへの投稿を削除してほしい」「その代わりに賠償金を出す準備がある」といった提案もしたという。
しかし生徒の父親は「娘が完治するまで金は受け取らない」と断言。「あの先生に厳しい罰を与えられたのは娘だけじゃない」「同じようなことを他の生徒にもさせていたのは有名な話」と暴露した。
また父親は厳しい罰への反対を明言し、「問題を起こした体育教師に懲戒処分を」と要求。その後に教師が厳重注意を受けたことを一部メディアが報じている。
タイでは過去にも、体調を崩して休んだ男子生徒が、欠席期間に出された宿題をしなかったことに教師が激怒し、100回のスクワットジャンプを命じたケースがあった。その結果、再び体調を崩した生徒が死亡するという悲劇に至っている。