9月5日も雨が局地的なものにとどまり、各地で真夏日となるなど高温・少雨が続く中、新潟県は渇水情報連絡会を開き、県内の被害情報を共有しました。農作物への被害は拡大しています。
5日開かれた、今年3回目の「渇水情報連絡会」。県の関係部局や新潟地方気象台から約20人が出席し、農作物の被害状況などが共有されました。
コメでは、稲が枯れるなど被害を受けた田んぼの面積が、前回の調査から1週間ほどで136ヘクタール増えて361ヘクタールに。
大豆やソバで生育不良が確認された畑は22ヘクタール増えて328ヘクタールに。枝豆やネギなど園芸作物では48ヘクタール増えて131ヘクタールに拡大しました。
また、畜産では乳牛がこれまでに20頭、採卵用のニワトリは3211羽が死んでいるほか、ニシキゴイは新たに500匹が死んで、合わせて512匹に被害が及んでいます。
【県土木部河川管理課 酒井公生 課長】
「だいぶ農作物の被害が出てきていると思っている。技術情報を発出したり、ダムからの放流、消雪用井戸の活用協力で最大限協力しているところ」
一方、6日は広い範囲で雨が降る予想となっています。
この雨により、これまでの渇水でひび割れた田んぼに水がしみこみ地盤が崩れる恐れがあることから、県は最新の気象情報に留意するよう呼びかけています。