京都アニメーション放火殺人事件初公判、一般傍聴席抽選倍率は14・28倍

36人が死亡した2019年の京都アニメーション放火殺人事件で、殺人罪などで起訴された青葉真司被告の裁判員裁判の初公判が5日午前10時半に京都地裁で始まる。
一般傍聴席35席は抽選となり、午前8時半から午前9時15分まで、地裁前の京都御苑富小路広場に傍聴希望者500人が集まった。倍率は約14・28倍だった。
大阪から駆け付けたアニメファンの男子大学生は「事件は自分の想定内だったのか、想定外だったのか、本心が知りたい」。金沢で法律を学ぶ男子大学生2人組は夏休みを利用して抽選に参加。「家庭環境など、被告の人格形成に至った経緯を明らかにしてほしい」と話していた。