宮崎市議“スーパークレイジ―君”性的暴行で逮捕…初質問で明かしていた仰天の政治家志望動機

《やっぱり、スーパークレイジーだったな》《やり直すチャンスだったのに残念》
ネット上では批判の声が怒りや呆れる声が広がっている。30代の知人女性に性的暴行を加えたなどとして、6日、不同意性交等致傷などの疑いで、宮崎市議の西本誠容疑者(37)が宮崎県警に逮捕された。
逮捕容疑は3日午前4時ごろ、女性を宮崎市内の宿泊施設に無理やり連れ込み、性的暴行を加え、全身打撲など1週間のけがをさせた疑い。女性が翌4日に被害届を提出していた。
同市出身の西本容疑者は「スーパークレイジー君」として政治活動し、2020年7月の東京都知事選に立候補し落選。21年1月の埼玉・戸田市議選で当選したものの、22年3月、居住実態がなかったとして最高裁で当選無効が確定し、失職。今年4月の宮崎市議選で初当選したばかりだった。
■「危機感を持って行動」市議会の冒頭で語った決意表明
今年6月の宮崎市議会定例会で議員として初質問に立った西本容疑者は、冒頭、こう切り出していた。
「初心を忘れず、常に見られていると危機感を持って、今後は行動、活動してまいりたいと思います。(略)自分の事もいろいろ思う方もいると思うのですけど、先にここで言いたいのは、これからの自分を見てほしいという気持ちがあります」
「常に見られていると危機感を持って行動」「これからの自分を見てほしい」──。こう力強く訴えていただけに、今回の逮捕は西本容疑者の関係者や支持者に衝撃を与えたのは間違いない。ネット上でも《だからワルはダメだと思われてしまう》《人間の性根というのは変えられないものなのね》《みんなで応援したのに…》との声が少なくない。
果たして西本容疑者は議員になって何がしたかったのだろうか。初質問では政治家を目指すきっかけについても、こう明かしていた。
「僕も今から5年前、いろいろ東京で事業に失敗して、3年前か、ちょうどコロナが来て、フェリーが来て、コロナがどうなるのだ、横浜港に来て、ちょうどその日に自分がお店をオープンして、今までわあとやってきたけど、どうしようかな、自殺したほうがいいなとかいろいろ考えました」
「今、店を閉めてしまえば恥ずかしいし、でも、従業員にはお金を払わないといけないし。プライドもあったから、どうしようと。(略)じゃあ選挙に出ようという、それが東京都知事選挙という始まりだったのですけど、その3年前の僕はもう絶望的だったのですけど、コロナが来て、(東京都知事の)小池百合子さんに対して、歌舞伎町に行くな、何だこの野郎と思って、だから百合子か俺かといって、そういうことで選挙に出て、恨みがあったのですけど」
小池知事に対する「恨み」が政治家を目指し、知事選に出馬した動機……を聞いた、宮崎市の有権者はどう思っているのだろうか。