千葉県産品を扱うアンテナショップ「チーバくん物産館千葉駅前店」(千葉市中央区)が11月15日に閉店することが5日、県への取材で分かった。県の補助金を受け県観光物産協会が運営してきたが、客数の減少や類似の民間店舗が近隣などにできたことが理由という。
同店は2013年のオープンで、銚子産イワシの缶詰や八街産落花生など県の特産品、伝統工芸品などを販売。同協会員の中小企業の商品を試験販売する場としても利用されてきた。
県観光企画課によると、売り上げがピークだった19年度の約6千万円に対し、22年度は4900万円に減少。近隣に県産品を扱う民間事業者が増えたこともあり、同店が入居するビルとの賃貸契約の更新に合わせて閉店することとした。
同物産館海ほたる店(木更津市)は今後も営業を継続する。