“おばけカボチャ”にも影響… 夏の高温・小雨で小ぶりに コンテスト前に腐ってしまうものも【新潟市】

新潟市では9月9日に始まるカボチャの重さを競うコンテストの準備が進められています。ただ、そのカボチャの生育にも夏の高温・小雨の影響が出ていました。

【齋藤正昂アナウンサー】
「10月のハロウィンを前に、大きく黄色いカボチャが並んでいます。両腕で持とうとしても持ち上げられないほど重いです」

新潟市秋葉区の新津フラワーランドで準備が進められていたのは、「おばけカボチャコンテスト」。

収穫されたカボチャの重さを競うコンテストに向け、多くの力作が運び込まれていました。

【カボチャを出品 小林節子さん】
「水をあげるのが楽しみで。ちょっとずつ(大きくなる)」

中には大人の男性4人がかりで運ぶほど大きなカボチャも。

【カボチャを出品 吉沢武夫さん】
「目標は、だいたい100kgあってくれたらいいかなと思ってる」

こう話す吉沢武夫さんは、コンテストの歴史の中で最も重い170kgのカボチャを育てたこともありますが、今年の記録は…

【新津フラワーランド 小出智志 店長】
「これは88kg。いま、暫定2位かな」

残念ながら目標としていた100キロには届きませんでした。

【カボチャを出品 吉沢武夫さん】
「100kgあると思ったものが100kgなかったね。まあ、よくできたほう」

カボチャの生育に大きな影響を与えたのが、この夏の高温・小雨です。雨が少なかったことでカボチャが大きくなりにくかったほか、暑さの影響で…

【新津フラワーランド 小出智志 店長】
「あれが120kg。いまのところ第1位。重さ部門では、第1位になる予定だったカボチャ」

腐って形が崩れ、展示前に捨てることになってしまったカボチャも出ているということです。

【新津フラワーランド 小出智志 店長】
「会期前に、このように大きいものを捨てることはなかったので残念」

それでも厳しい環境にも負けず、愛情をかけて育てられた多くのカボチャが出品されました。

【新津フラワーランド 小出智志 店長】
「まだ暑さは続きますが、その中でもたくさんなったカボチャをぜひ見ていただきたい」

出品されたカボチャは9月9日~18日まで展示されます。