児童が収穫したコメは『ゴミ袋』の原料に!? “脱炭素”目指す新潟市 指定ゴミ袋に資源米使用へ

新潟市西蒲区で児童たちが稲刈りに挑戦しました。刈った稲のコメはなんと「ゴミ袋」の原料に。児童たちも稲刈りを通して、様々なコメの活用法に驚いていました。

【記者リポート】
「地元の小学生がトラクターに乗って、稲刈り体験をしています。収穫したコメは食用ではなく、新潟市指定のゴミ袋の原料となります」

【児童】
「まさか、コメでできているとは思わなかった」

9月8日、新潟市西蒲区で潟東小学校の5年生38人が体験していたのは、新潟市の指定ゴミ袋の原料となる資源米の収穫です。

脱炭素を目指す新潟市では、3年前から資源米を活用したゴミ袋を試作し、200世帯を対象にモニター調査を実施。

その結果、来年度から原料のうち10%を資源米とするゴミ袋を市の指定ゴミ袋として導入することを決めました。

【新潟市 中原八一 市長】
「特に今年は大変暑い夏だったが、地球温暖化や環境問題に関心を持っていただくとともに自分たちの地域でとれるコメは新潟市のゴミ袋にもなるんだということを強く感じていただければ」

ゴミ袋の原料となる資源米は、江南区と西蒲区で20リットルのゴミ袋500万枚分、収穫されるということです。

【児童】
「食べているコメが袋になってびっくり」

【児童】
「普通に現代技術の素晴らしさに感動した。これからの未来が豊かになると思う」

資源米が原料のゴミ袋は、来年4月以降販売される予定で、新潟市は今後、原料のうち25%を資源米としたゴミ袋の導入も検討する方針です。