新潟市の幼稚園で園児と保護者が「布の藍染め」に挑戦しました。どんな模様に染め上がったのでしょうか。
“藍の葉”を熱心にちぎる園児たち。新潟市東区の県立幼稚園で9月8日、園児たちと保護者が挑戦したのは、布の藍染めです。
【県立幼稚園 父母の会 金子愛さん】
「幼稚園が閉園するということもあるし、みんなで記念に残るものを一つ、親子活動で作りたいなと思っていて」
来年度での閉園が決まっている県立幼稚園。全員で活動を楽しみ、その思い出を染めたものと一緒に残してもらおうと、保護者会が今回の藍染めを企画しました。
使われている藍は今年4月に年長クラスの園児たちが種をまき、園庭の花壇で水やりをして、この日まで大切に育ててきたものです。
【園児】
「種まいてできた。育ったのがうれしかった」
この夏の猛暑のため、いくつか枯れてしまった葉もあったものの、収穫できた葉を園児たちは力いっぱいもみ込みます。
【園児】
「あれ!汁!」
作業に夢中になる園児たち。中には絞った汁で手が緑色になった子も。
【園児】
「めっちゃ強く(もんだ)」
【齋藤正昂アナウンサー】
「子どもたちが育てた藍からとれた染料がたらいいっぱいにできました。これから布を染料に浸していきます。果たして、どんな模様になるのでしょうか」
白い布が緑色になるほどたっぷりと浸し、水ですすいだら作業は終了です。輪ゴムで結んでいた布を開いてみると…
【園児】
「うわ、すご~い」
個性あふれる模様に染め上がりました。
【園児】
「これ花火みたいな感じする。楽しかった」
【県立幼稚園 父母の会 伊藤良子さん】
「閉園になるのはとても残念だけど、みんなの胸に残ればいいなと」
大切に育てた藍で染め上げた布には、楽しい思い出も染み込まれたようです。