ビズヒッツが運営するビジネス上の問題解決を考えるメディアBiz Hitsは、8月11日~12日に全国の男女500人を対象に「生活が苦しいときの対処法」についてアンケート調査をインターネットにて実施した。
全国の男女500人に「生活が苦しいと感じることがありますか」と聞いたところ、「いつも感じる」「時々感じる」が合わせて78.4%だった。8割近くの人が「生活の苦しさ」を感じているとわかった。中には「一生懸命働いて無駄遣いもしていないのに、なぜか生活が苦しい」という人もいるだろう。生活が苦しいのにどうしたらいいかわからない状況だと、不安が募りそうだ。
「どんなときに生活が苦しくなるか」と質問したところ、最も多かった回答は「大きな出費が重なったとき(85人)」だった。例えば春は税金の支払いシーズンであり、いろんな税金を一気に払うのでツラいと感じる方も多い。春に車検や保険料の支払い、賃貸物件の契約更新がある方は、納税と重なって支出が大きくなる。バラけて支払い時期が来るなら問題なく対応できても、重なってしまうと「苦しい」と感じる人も多いだろう。
2位「急な出費があったとき(79人)」、3位「収入が減ったとき(78人)」、4位「物価・税金が上がったとき(62人)」と続く。「大きな出費」「急な出費」など、全体的には支出が増えたときに生活が苦しくなると答えた人が多くなっている。ただ「収入が減った」も3位。「収入が減ったのに物価は上がった」など、収入減と支出増が同じタイミングで起こって生活が苦しくなった人もいるのではないだろうか。
2位は「急な出費があった」で、急な出費として代表的なのは「冠婚葬祭」や「家電の故障による買い替え」などが挙がる。ギリギリの生活費で家計を回している場合、急に万単位の出費があると、出費が重ならなくても苦しくなってしまう。
3位は「収入が減った」で、「時給制」「日給制」「出来高制」で働いている人は、月によって収入に差が出る。また「転職して収入が減った」「業績不振で給料が減った」というケースもあるだろう。予定していた収入が得られなくても必要な生活費は変わらないので、生活が苦しいと感じてしまう。
4位は「物価・税金が上がった」で、「以前と同じ生活をしていても、生活のコストが高くなっている」と感じている人も多数。物価高で支出が増えてしまったので、生活が苦しいと感じる人も多くなっているようだ。「急激な値上げについていけず、苦しい」「物価はあがっているのに、給料は増えない」という切実な声もあった。
生活が苦しいときの対処法、ダントツ1位は「節約する(333人)」。生活が苦しくなったら支出を抑えようとする人が多いことがわかった。節約の方法としては「自炊」「固定費の見直し」「節電」などが挙げられている。食費や日用品以外の娯楽費や交際費などを我慢するという人も。「食事回数を減らす」「エアコンをできるだけ使わない」という人もいたが、体調不良の可能性があるので注意が必要だ。
一方で、2位「副業する(122人)」、3位「ポイ活する(36人)」など、収入を増やそうとする人もいた。
2位は「副業する」で、副業すれば働いただけ収入が増えるため、家計に余裕が出ることが期待できる。本業でなかなか昇給せず生活が苦しい場合には、単発アルバイトや在宅ワークで副業するのもよい方法だ。今はまだ副業をしていないものの、副業を探しているという人も目立った。
3位は「ポイ活する」で、「広告視聴や歩数でポイントを貯められるアプリ」や「ポイントがつくキャッシュレス決済」を使い、ポイントを貯めている人も多い。獲得したポイントの汎用性が高い場合は、日常生活での買い物に役立つだろう。ネットショッピングなども「ポイントサイト」を経由することで、ポイントをもらえる。
4位は「貯金を崩す」で、貯蓄がある人なら、生活が苦しくなっても貯金を取り崩してしのげる。大きな出費が重なったときのために、あらかじめ予備費としてお金を取り分けておくのがおすすめ。