千葉市立小でSDカード紛失 児童90人分の動画データ入り 匿名で市教委に届き発覚

千葉市教委は8日、市立小教諭が児童の動画データが入ったSDカード1枚を紛失したと発表した。匿名で市教委にSDカードの郵送があり発覚した。動画には、2020年度に同小に在籍していた6年生約90人が出し物をする様子などが映っていたが、個人情報の流出などは確認されていない。
市教委学事課によると、5日に「市内で拾得した」との旨のメモとともにSDカードが届き、同教諭が個人で所有していたSDカードだと判明。紛失経緯は不明だが、プライベートで使用した今年7月15日まではSDカードがあったという。
市立学校では、校内で個人所有のSDカードを使用することは禁じている。同課によると、教諭は学校のSDカードの容量が少なかったことから、管理職の許可を受け使用していた。
市教委は、当該生徒と保護者に電話などで謝罪済み。個人所有のSDカードは校内に持ち込まないよう教職員に通知し再発防止に努めるとした。