三重県桑名市の多度大社で行われている「上げ馬神事」に対し、反対する市民団体が廃止を求める署名を提出しました。
毎年5月に桑名市の多度大社で行われる上げ馬神事は、高さ2mの土の壁を馬が駆け上がり、壁を乗り越えた回数で1年の吉凶を占うもので、2023年の神事ではケガをした馬1頭が殺処分されていました。
この上げ馬が動物虐待にあたるとして、反対派の市民団体が廃止を求める署名約2万人分をインターネットで集め、11日に県などに提出しました。
多度大社の上げ馬廃止を求めるOneTeamの富森美保美さん:
「世界各国から署名やコメントを寄せていただきました。神事自体が許せないだとか、色んなコメントが寄せられていました」
多度大社は8月、土壁の高さを半分にするなど2024年の開催に向けた改善策を県に提出し、今後は有識者からも意見を聞きながら年内にも詳細を固めるとしています。