五穀豊穣など願い…子どもたちが伝統芸能を披露!佐渡市で4年ぶり“秋の例祭”【新潟】

新潟県佐渡市で五穀豊穣や無病息災などを願う秋の例祭が4年ぶりに行われ、数々の伝統芸能が披露されました。主役は子どもたちです。

佐渡市両津地区の下久知にある3つの地域が合同で行う秋の例祭。祭り全体が佐渡市指定の無形民俗文化財となっています。

【住民】
「祭りを守ってくれるのはうれしい。やっぱり昔にかえってうれしいし、感謝している」

海に面した野崎地域で行われたのは『刀刀』。武家時代の名残を今に伝えています。

小学生以下は木刀を手に、中学生以上はなぎなたで、地域から邪悪なものを退散させました。

【刀刀に参加】
「最初は緊張したけど、やってみたら意外にいけた」

【刀刀に参加】
「4年ぶりだったので、どうなるか分からなかったけど、自分のできるところをしっかりやって、家でも練習して本番に臨めたのでよかった」

一方、久知八幡宮の境内では、県の無形民俗文化財に指定されている城腰地域の『花笠踊』が披露されました。

華やかな衣装をまとった小・中学生が太鼓や笛に合わせ、可憐に踊る姿が見られました。

いずれの伝統芸能も後継者不足が課題となっていますが、演じた子どもたちは地域の人や観光客を前に堂々と演じていました。