「助けてくれ!」聞き逃さず ボートから海に投げ出された男性を救助!サーファー7人に感謝状【新潟】

今年5月、新潟市でボートから海に投げ出された男性を助けたとして、新潟市内に住む7人の男性に感謝状が贈られました。7人は助けを求める声を聞き逃しませんでした。

9月11日、新潟海上保安部から感謝状を受け取ったのは、新潟市の会社員・大木勉さんなど7人です。

今年5月、新潟市西区でサップをしていた大木さんが聞いたのは、助けを求める男性の声でした。

【大木勉さん】
「堤防の外から『助けてくれ』という細い声を聞いた」

救助を求めていたのは、プレジャーボートから海に投げ出されていた60代の男性。

【記者リポート】
「漁港から船を動かそうとした男性は途中で波にさらわれ、そのまま西の方に流されて、沖合で救助されたということです」

実際に男性を救助したときの映像を見ると、助けを求める声を聞いた大木さんが最初に男性のもとへ。

【石井波琉輝さん】
「大木さんが沖からインサイドのほうに連れてきてくれたので、それをみんなで手助けしながら岸に向かったという感じ」

サーフィンをしていた6人も集まり、極力波があたらないように男性を囲みながら岸まで連れて行き救助。

男性はボートを移動するだけの予定だったため、ウエットスーツなどを着用していませんでした。

【渋谷知広さん】
「ジャージで海という、その状況がもうとても考えられないので、いち早く岸に行かないと、という感じだった」

救助された男性は低体温症の症状が見られましたが、現在は回復しているということです。

【大木勉さん】
「一歩間違えれば逆の立場ということもあるので、みんなで協力して救助できたのはすごくよかったなと思う」

新潟海上保安部は、海での事故があった際には「118番」に通報するよう呼びかけていま