日本政府館が起工式 大阪府の吉村洋文知事「未来社会の発信に期待」2025大阪・関西万博

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)日本政府館起工式が11日、大阪・夢洲博覧会会場内で行われた。
日本館は万博のテーマ「いのち輝く未来のデザイン」を、ホスト国としてプレゼンテーションする拠点として基本構想を策定。日本文化や技術、日本的な発想を手がかりに、循環を見据えたものづくり、はかなく小さな生き物、次のいのちへのリレーの3つの要素に着目した展示体験を提供する。開催地自治体代表とし、大阪府の吉村洋文知事は「いよいよ建設が始まりました。日本の素晴らしい技術、そして素晴らしい未来社会。これが日本政府館で見られることを僕自身も楽しみにしていますし、ぜひここを中心に世界に対して日本の技術、目指すべき方向性、未来社会、これを発信していただければなと思っています」とあいさつ。さらにくわ入れにも参加した。
日本館総合プロデューサーの佐藤オオキ氏は、式典後に代表者取材に応じた。日本館から発信したいメッセージについては「日本の技術、伝統、魅力を、情報という形ではなく、体感できるものとして、皆さんに何かしらを感じ取ってもらいたいな、というふうに考えております」と語った。また、日本館が過去をふかんすることによって知る現在の自分の姿や、その先の未来という視線を重要視。「改めて別の視点から見ることによって新鮮に感じたり、既に知っていたけど、忘れていたことをはっと思い出したり、そういった体験を提供できれば」とコンセプトを語った。