柏市は11日、インフルエンザの集団感染で、今月に入り市立小3校と私立幼稚園1園の計5学級が学級閉鎖したと発表した。定点医療機関からのインフルエンザ患者報告数も、8月28日~9月3日の週が5・46人と前週(1・31人)から約4倍に増えた。
市内では今年1月、約3年ぶりにインフルエンザによる市立小での学級閉鎖があった。以後9月3日までの昨シーズン中、累計で学年閉鎖が3校3学年、学級閉鎖は50校59学級に上った。
また、県も習志野市の小学校と館山市の高校での学級閉鎖実施を発表。県疾病対策課は、例年より早い時期から患者の増加傾向にあるとし「こまめな手洗いや適度な湿度の保持など感染予防対策の徹底を」と呼びかけている。
同課などによると、定点医療機関からの報告数が「1」を超えると流行入りと判断される。インフルは例年12~3月に流行シーズンを迎えることが多いが、今年は春以降も流行傾向が続いているとした。