東京電力福島第一原発事故を巡る県独自の3つの検証の総括について、県が報告書を公表しました。各検証結果に矛盾や齟齬がなかったとして今後柏崎刈羽原発の再稼働議論を進めるとしています。
花角知事は13日の会見で、福島第一原発事故を巡る県独自の3つの検証の総括について報告書を公表し、各委員会の報告書に矛盾や齟齬がなかったと結論付けました。
2012年から始まった3つの検証は今年3月末までにすべての報告書が提出されていましたが、その総括の進め方を巡り検証総括委員会の池内了委員長と県の間で対立。そのまま委員の任期が切れ、県としてとりまとめ作業をしていました。
花角知事はこうした総括の妥当性や客観性に問題はないとした上で次のように話しました。
【花角知事】
「今後は県として柏崎刈羽原発に関する議論を進めていくことになる。これまでの検証の報告書は重要な材料になる」
花角知事は今後国の検査の進捗や結果を踏まえ、県民への説明会などを開き、柏崎刈羽原発再稼働の是非を議論していくとしています。