「息子をいけにえにする」と話す客を通報 タクシー運転手が2歳児の命救う

米イリノイ州シカゴで、タクシー運転手の機転が子どもの命を救った。
Chicago Tribune紙が引用した裁判記録によると先月25日、配車サービスLyftの運転手はジェレマイア・キャンベル被告(29)とその息子(2)を乗せて数ブロック運転した。車内でキャンベル被告が「息子を溺れさせてエホバへのいけにえにする」とつぶやくのを聞き、運転手は親子を下ろした直後に警察へ通報したという。
キャンベル被告の自宅へ急行した警官が窓から家の中を見ると、バスタブの上にかがみ込み、不審な動きをする男を発見。警官に気づいたキャンベル被告は浴槽から息子を引っ張り出し、息子はむせて咳き込んでいたとWGN9は伝えている。
突入した警官により、キャンベル被告は逮捕され、その後起訴された。息子は一命を取り留めたという。
Lyftの広報は「不審な乗客の行動を当局に通報したドライバーの迅速な判断を勇気に拍手を送ります」とコメントしている。