「安衛法違反で草」日本維新の党員がフォークリフトに乗ってポスター貼付で物議→投稿削除&謝罪もネット冷視線

9月10日投開票の大阪府交野市議会議員選挙で、大阪維新の会に所属する大阪市議会議員の本田リエ氏(50)がXに投稿した“顔面塗り潰し写真”。党員によるSNS投稿が物議を醸したばかりだが、次は日本維新の会で“お騒がせ投稿”が炎上しているのだ。
《とっても見晴らしが良い場所にポスターを貼っていただけました》
11日にXでこう投稿したのは、日本維新の会・衆議院埼玉県第16選挙区支部長の中村りか氏(36)。
そこには、フォークリフトで持ち上げたパレット(荷物を載せるための台)に中村氏が乗って、建物2階の外壁に自らのポスターを貼る姿を収めた写真も添えられていた。さいたま市岩槻区の運輸会社に協力してもらったようで、中村氏は《ありがとうございます!》と感謝の気持ちを綴っていた。
いっぽうで、フォークリフトをめぐっては全国的に多数の労働災害が発生しており、厚生労働省の労働災害統計では毎年2,000件前後の死傷事故が報告されている。
また、労働安全衛生規則(搭乗の制限)第151条の13では、《事業者は、車両系荷役運搬機械等(不整地運搬車及び貨物自動車を除く。)を用いて作業を行うときは、乗車席以外の箇所に労働者を乗せてはならない》と規定。
昨年8月には群馬県前橋市で、フォークリフトのパレットが小学3年生の少女の頭に落下するという痛ましい事故も。父親がフォークリフトで持ち上げたパレットにベルトを吊るし、ブランコのようにして遊んでいたという。少女は搬送先の病院で亡くなったと報じられた。
そのため中村氏の投稿に、「危険だ」と批判する声や法令違反を指摘する声が続出。
《安衛法違反で草》《現場猫案件だね。フォークリフト免許取得する際に事故例として上がってくるやつ》《この写真の何がダメなのって調べたら事故事例がめっちゃ出てきて震えた 年間で何人も事故の死者を出してる… こういう気の緩みが事故に繋がるし、そういう対策をしっかり官民でやっていこうという時に、この気の緩み》
■投稿から3日後に謝罪「危機管理を徹底してまいります」
その後、中村氏は投稿を削除。しばらく沈黙を守っていたが、多数の批判を受けて14日午前に謝罪文を投稿した。
《先日、高所にポスターを貼った際、フォークリフトの使用において安全性に欠けた写真を投稿しご心配をおかけいたしました。また私の不注意で掲示いただいた会社様にもご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。今後このようなことがないよう危機管理を徹底してまいります》
投稿から3日後に謝罪した中村氏に、《怪我もなくてよかったですね》との声も。だが「危機管理を徹底する」と締めくくった謝罪内容に、中村氏だけでなく協力した運輸会社に対しても厳しい声が寄せられている。
《これ、写真を投稿したから? 投稿してなければ…どうだったんでしょうか 一般党員ですが、もっと緊張感を持って下さい》《投稿しなかったら黙ってるの?? 危険な使い方を勧められたと自治体の安全管理課などに報告するのがあなたの仕事でしょう??》《フォークリフトを操作したのは中村さんじゃありません、安全という意識が欠けた企業が分かって良かったと思いますよ!》《協力した会社は普段やってなければ、絶対にしないはずなんだけど? 乗ってしまったアナタは本来注意すべき立場の人間。 労災事例や安全に関する講習を受けてみて、危機管理という物を学んでみてはどうでしょうか? あと該当の投稿を消したら終わりってのも危機管理の無さの現れ。 ネットは消したら増えます》