60代男性が部分入れ歯を喉に詰まらせ病院へ駆け込み 5人の専門医らの処置で危機脱す

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喉に強烈な違和感を覚え、病院に駆け込んだ元教師。医師たちが数時間かけて、詰まっていた部分入れ歯を取り除いていたことを、『Thaiger』などタイのメディアが伝えた。
タイで暮らす男性(67)は、以前は教師として働いていたがすでに退職しており、今は家族と静かに暮らしている。
先日、いつものように食事をした後に薬を飲もうとしたところ、喉にひどい違和感を覚えた。戸惑った男性は再び水を飲んでみたが、違和感はまったく解消されなかったという。
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「大変なことになった」と考え焦った男性は、妻と子供たちに「助けてくれ」と訴えた。そうして原因を考えているうちに、下の部分入れ歯がなくなっていることに気づき、「喉に詰まっているのは入れ歯だ」と考えたという。
そこで男性は病院に駆け込み、「入れ歯が喉に詰まったようです」と伝え、取り除いてほしいと頼み込んだ。
さっそく検査を行い入れ歯が詰まっている場所を確認した医師たちは、取り除く作業を開始。外科医、耳鼻咽喉科医など5人の専門医が協力しあって慎重に進め、数時間後にようやく除去に成功したと伝えられた。
男性は、この入れ歯を10年前から使っていたとのこと。定期的に歯科で状態をチェックしてもらっていたのかなど、詳しいことは分かっていない。
男性の経験について報じた複数メディアは、「入れ歯は定期的に歯科で点検してもらうべき」「特に古いものは必ず歯科医師に見てもらいましょう」と呼びかけている。
過去には中国で暮らす男性(75)が食事中に入れ歯を喉に詰まらせ、呼吸困難を訴えて緊急手術を受けたことを、複数メディアが報じていた。
高齢者と食事をする際には、食べ物を喉に詰まらせないよう気を使うが、食べ物ではない物が詰まるケースがあることも意識しておきたい。特に部分入れ歯は小さいため、寝ているあいだに飲み込んでしまう人もいるそうだ。