「酒を飲んでいて覚えていない」飲み会の席で部下を殴る…消防司令補を1か月の停職処分に【新潟】

懇親会の席で部下を殴るなどしたとして、新発田消防署の41歳の男性消防司令補が1か月の停職処分を受けました。

9月15日付で1か月の停職処分を受けたのは、新発田消防署に勤務する41歳の男性消防司令補(係長)です。

消防司令補は今年4月中旬に開催された職場の懇親会で、複数の部下職員の腕や肩、胸、腹などを殴ったり肘打ちしたりするなどの暴力行為を行い、身体的・精神的な苦痛を与えました。

このうち一人が左腕に全治1週間の打撲を負いました。

消防本部によりますと9月にまとめられた来年度の異動希望の中で、職員から今回の行為に関する報告があり、本人や関係者に確認をしたところ暴力行為が判明。

消防司令補は「職場の話をしていた。酒を飲んでいて覚えていない」と話しているということです。

また同じ懇親会に参加していたにもかかわらず、部下の暴力行為に気づかずに未然に防ぐなどの対策をとらなかったとして、上司にあたる新発田消防署の50歳の男性当直指令も9月15日付で文書注意処分となりました。

これを受け椿芳行消防長は「地域住民のみなさまの安心安全を守るべき消防職員がこのような事態を発生させ、信用を失墜させてしまいましたことに対し、心からお詫び申し上げます。今後、このような事案が再び起きないよう、ハラスメントに関する相談体制の見直しや職員研修を実施するなど、良好な職場環境作りに向け、組織を挙げて取り組んで参ります。」とコメントしています。