ファミリーマートは、「ファミマの中華まん」シリーズから新商品「こんがりビストロまん とろ~りチーズカレー味」(168円)を9月19日から全国のファミリーマート約16,500店にて発売する。
○「中身が見える」カレーまん、開発の経緯は?
近年、「生カヌレ」や「とじない親子丼」など定番グルメが形を変えて登場する進化系グルメが話題となっている。そのトレンドを踏まえ、ファミリーマートは新たに中華まんシリーズから具材が見える「こんがりビストロまん とろ~りチーズカレー味」を全国で展開する。
同社によると、中華まんシリーズは、他社と比較して価格・味に違いはあるものの、見た目の差別化が難しいという。今回、新しい価値を創造し、中華まんの新たな柱となるような商品開発を行ってきた。また、中華まんは女性からの支持も比較的高いことから20代から30代の女性層をターゲットとしている。
加えて、中華まんラインナップは、朝・昼・夕方の食事の時間帯が売り上げのピークであることがわかっている。本商品が間食需要のニーズに応えることで、今後さらなる購入シーン、カテゴリーの売り上げ拡大を目指す。
「こんがりビストロまん とろ~りチーズカレー味」は、20種類の香辛料を使ったカレー味で、中央には「伸びのあるモッツアレラ」、「旨みのあるゴーダ」、「コクのあるパルメザン」の3種のチーズを配合している進化系中華まん。
中身のカレーは従来ファミリーマートで販売していたカレーまんのものとは異なり、じっくり炒めた玉ねぎの風味やコク、野菜の旨みや果物由来の甘みやスパイスやハーブ、焼けた香ばしさがプラスされた味わいだ。
最も特徴的なのは、中の具材を生地で覆わずに外からでも見えるオープントップの形状。昨今のSNSの影響により商品の見栄えの重要度が上がっていることから、ひと目で具材感が伝わる新しさにこだわった。ポットのような見た目のパンから着想を得たそう。
本商品は、具材が包まれている中華まんの見た目や、生地のふわふわもちもち食感というイメージを覆す商品だ。一見パンのような見た目だが、食べてみると中華まんのもちもちしっとりとした食感。またこの生地の香ばしさが、カレーのおいしさをより引き立てている。
この味わいは生地を蒸すだけでなく、焼く工程を加えることで、風味の香ばしさともちっと食感を両立させたとのこと。商品名の「ビストロ」は、この「焼く工程」のひと手間を加えた、こだわりの製法が由来となっている。
具材が天面に見えているオープントップの形状と、生地と具材1:1の比率が、ひと口目からたっぷりの具材を味わえる仕立てに。ひと口目から最後まで具材が楽しめ、間食にはちょうどいい、しっかりとしたボリューム感となっている。
○アレンジでインパクトたっぷりな楽しみ方も
本商品はそのまま食べる以外にも、ファミから(塩)、ファミマルミルクチョコレートを上に乗せたり、チーズを乗せて焼いたりすることでアレンジも楽しめるとのこと。
商品本部 FF・スイーツ部 カフェ・スチーマーグループの藤原由江氏は、「『こんがりビストロまん』は、今季のファミリーマートの大ヒットシリーズ『生コッペパン』に追随する長く愛されるシリーズとして育てていきたい。黒豚まんに次ぐ、看板商品を目指す」とコメントした。
また、10月には「町中華の肉あんかけまん」、「ゆず胡椒肉まん」が登場する予定。