終わりの見えない残暑 来週にはようやく秋の気配を感じられるようになるか

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日本列島は、厳しい残暑が続いています。きょう15日(金)も朝から気温が上がり、東京都心ではすでに30℃を超えて、今年83回目の真夏日となっています。終わりの見えない暑さですが、来週の後半になると、東日本や西日本でも最高気温が30℃を下回り、秋の気配を感じられるでしょう。
暑さ寒さも彼岸まで

日本全国で平年を上回る暑さが続いていますが、きょうも朝から暑くなっています。午前10時30分現在、全国で一番気温が上がっているのは、熊本県水俣市で33.4℃となっています。東京都心は31.8℃と今年83回目の真夏日(最高気温30℃以上)となっています。この厳しい残暑ですが、来週前半にかけて、続く見込みです。あす16日(土)も東北~九州の広い範囲で最高気温が30℃を超えて、名古屋は35℃の予想です。名古屋で35℃以上の猛暑日となれば、2010年と1990年の9月12日を超えて、観測史上最も遅い猛暑日となります。来週後半になると、秋雨前線が本州南岸付近まで南下する予想です。前線の北側は秋の空気に包まれますので、気温も平年並みくらいになるでしょう。20日(水)は、彼岸の入りで、「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、一旦暑さは収まる見込みです。
秋の気配も一時的?

ただ、この秋の気配を感じられるのも一時的かもしれません。きのう14日(木)に気象庁から発表された一か月予報によると、秋雨前線は北日本付近に停滞することが多く、西日本や東日本には暖かく湿った空気が流れやすい傾向になる見込みです。10月半ばにかけて、気温は平年より高い予想となっています。それでも、季節はゆっくり進むでしょう。朝晩などは、上着が必要になり、日々の気温の変化が大きくなることもありそうです。服装などで上手に調節し、体調管理に注意してください。