パーソル総合研究所は9月12日、「ワーケーションに関する定量調査」の結果を発表した。調査期間は6月5日~13日、調査対象は全国の20~69歳の就業者(勤務先従業員人数10人以上)、有効回答は10万9,034人。
最初に、これまでに「普段の職場や自宅とは異なる日常生活圏外の場所で仕事と自分の時間を過ごした」経験はあるか尋ねると、17.4%が「経験あり」と回答。
その経験のタイプについては、「個人ワーケーション」が67.6%を占め、「グループワーケーション」は32.4%だった。
次に「日常生活圏外の場所で仕事と自分の時間を過ごした」経験者に、ワーケーションの経験有無を聞くと、約4人に3人が「ワーケーション」を行っていることを自覚していないことがわかった。
ワーケーション経験者のうち、ほかのメンバーに隠れてワーケーション(隠れワーケーション)を行っている人は14.1%。
ワーケーションを容認している企業(原則容認+条件付き容認)は約半数の54.8%。一方、ワーケーションについての企業方針がない・禁止されている中で実施している経験者は45.2%だった。
さらに、企業方針別に隠れワーケーションの割合を調べたところ、原則容認+条件付き容認は11.9%、未方針+方針不明は16.3%、原則禁止は19.6%と、ワーケーションを容認している企業の方が隠れワーケーションは発生しにくいことがわかった。