【井上咲楽の本音】当選3回44歳2児の母 加藤こども相に期待

岸田文雄首相が約1年ぶりに内閣改造を行いましたね。かなり各派閥への配慮がみられましたが、来秋の総裁選を見据えすぎている印象を受けました。河野太郎デジタル相、高市早苗経済安保相は交代説があっただけに、留任は驚きました。マイナンバー問題はまだまだ長引きそうなので、河野氏がこれまでの反省を生かし、どのような対応をしていくのか注目していきたいです。
また、「刷新感がない」といった声もあります。茂木敏充氏は本人の希望通り、幹事長留任でしたが、思い切って財務相起用でもよかったのではないかなと思います。
今回の目玉は、女性閣僚が過去最多タイの5人となったことです。重要ポストである外相には上川陽子元法相を起用しました。女性外相はなんと20年ぶりだそうです。岸田氏がかなり手腕に期待していることが読み取れます。ただ、これからの仕事ぶりによって国民の評価は決まるので、気を抜くことなく実力を発揮してもらいたいです。
初入閣となった11人の中で、個人的に注目しているのは、こども政策担当相に起用された加藤鮎子氏です。当選3回、44歳の若手で2児の母でもあります。政党関係者からは「とても人間味があり熱心な政治家」という話を聞きました。ただ、少子化対策や子育て支援にも積極的に取り組み、大臣として定着しつつあった小倉将信氏を外したのは、もったいなかったなというのが印象としてあります。
マイナンバー問題を含め課題は山積みである厚労相には武見敬三氏が起用され、初入閣となりました。武見氏にとっては専門分野でもあるため、10月中旬から始まる予定の臨時国会でどういった答弁をするのかとても気になります。今回の内閣改造がどう支持率回復に影響するのかもしっかり見ていきたいです!(タレント・井上咲楽)