中部国際空港沖の埋め立て工事を巡り、入札情報を漏らしたとして、国交省の元所長らが逮捕されました。
逮捕されたのは中部地方整備局・名古屋港湾事務所の元所長、藤田亨容疑者(60)と、尾鷲市にある丸昇石材の元会長・小倉章弘容疑者(65)です。
警察によりますと、2021年2月、第2滑走路の建設構想がある中部国際空港沖の埋め立て工事を巡り、一般競争入札2件、合わせて76億円分の入札情報を藤田容疑者が小倉容疑者に漏らした疑いが持たれています。
2人は10年ほど前に共通の知人を介して知り合い、LINEなどで入札情報を漏らしていたとみられ、その後小倉容疑者の会社が落札していました。
警察は2人の認否を明らかにしていませんが、工事の受注を巡り金銭の受け渡しがなかったかについても詳しく調べています。