都内住みの20~30代が「住みたい東京エリア」、1位は?

『不動産投資スクエア』では、9月13日、賃貸の部屋探しで求める条件についてのアンケート調査の結果を発表した。同調査は、2023年4月20日~5月7日の期間、クレアスライフの運営する都内マンションに住んでいるの20~30代の546人を対象に、インターネットで実施したもの。

はじめに、自宅から最寄り駅までの時間は、徒歩何分までが許容範囲か尋ねると、「徒歩10分以内」(39.0%)と回答した人が1番多く、次いで「徒歩8分以内」(23.1%)、「徒歩5分以内」(16.1%)が続いた。徒歩10分以内と答えた人をすべて合わせると、84.1%にものぼった。

自宅から職場までの通勤時間はどれくらいが許容範囲か聞くと、「30分以内」と答えた人が38.3%と最も多く、次いで僅差で「1時間以内」(21.1%)、「45分以内」が20.9%という結果に。

都内在住の20~30代の84.1%が駅から徒歩「10分以下」が許容範囲と回答したのに対し、通勤時間については80.3%が「30分~1時間以内」と比較的長い時間を想定している人が多いようだという。

続いて、東京において単身で住替えする場合(広さは同じ場合)、住みたいエリアを問うと、1位は「渋谷・恵比寿・代官山エリア」(17.6%)。都心のおしゃれなエリアで飲食店も多いため、2位に2倍以上の差をつけて支持を集めた。

2位はオフィスや有名ブランドショップが立ち並ぶ、日本屈指の繁華街である「銀座・新橋・有楽町エリア」(8.4%)。3位は、趣ある街並みが魅力の「四ツ谷・市ヶ谷・飯田橋エリア」(8.4%)だった。

マンションを借りるとき、立地について優先する項目を調査すると、「コンビニ・スーパーの近さ」が28.6%と最も多く、次いで「治安の良さ」(23.2%)、「周辺の静けさ」(9.5%)となった。

主に「買い物の利便性」と「治安」の2つが重視されていることがわかる。反対に、「余暇施設の充実度合い」「繁華街の近さ」「病院の近さ」など、日々の生活であまり利用しない施設の優先度は下がるという。

マンションを借りるときに、外観で見るポイントを質問すると、「清潔に保たれているかどうか」と回答した人が42.7%にのぼった。

20~30代の若い世代ほどトレンドに敏感でデザインにこだわるイメージがあるが、マンションの外観を見るときは、「新しさ」や「デザインの洗練度合い」よりも清潔感が重視されることが明らかに。

内装・間取りについて優先する項目を尋ねると、「バス・トイレ別」が33.4%と最も多かった。他には、「部屋の広さ」(19.4%)、「好みの間取り」(13.1%)が上位にランクイン。都内に住む20~30代は、バス・トイレ別を必須条件と考える人が多いよう。また、間取りよりも部屋の広さを重視する人の方が多いことも明らかになった。