千葉県教委は19日、県立高校の女性用更衣室に小型カメラを設置し盗撮したとして、県内の30代の男性教諭を懲戒免職処分とした。18歳未満の女性に性的な言動を繰り返した県内の20代の男性教諭も懲戒免職の処分を受けた。また、飲酒運転や無免許運転などを行った4人が停職や減給の懲戒処分となった。
県教委によると、30代の教諭は昨年7月下旬ごろ~今年6月下旬、県立高校の更衣室に小型カメラ1台を設置し、室内を盗撮。6月28日に学校関係者がカメラを発見し、8月2日に教諭が校長に関与を申し出て発覚した。
教諭は「責任感のなさからやってしまった。多くの方を裏切ってしまった」と反省しているという。6月29日に校長が被害届を出し、県警が捜査をしているという。
20代の教諭は県内の公立中学校に勤務し、6月下旬~7月中旬、県内の18歳未満の女性に性的な言動を繰り返した。女性の関係者が学校に相談し発覚した。
両教諭が所属していた学校の校長2人は、監督責任としていずれも減給10分の1(1カ月)の懲戒処分となった。
停職処分は3人。県立我孫子東高校の男性教諭(57)は6月19日、柏市内の飲食店で飲酒後に自家用車を運転し、停職6カ月。道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで県警に摘発され、同日教頭に報告して判明した。
県立成田西陵高校の男性教員(24)は3月23日、適正な運転免許を取得しないまま2トントラックを運転し、停職6カ月となった。流山市の中学校の男性講師(41)は8月13日、千葉市内で成人女性の体を触るわいせつな行為をし、停職1カ月の処分を受けた。
県中央部の県立高校の男性講師(29)は、8月7日と20日、千葉市内の飲食店で顧問を務めている部活動に所属する複数人の生徒に飲酒させたとして、減給10分の1(1カ月)となった。