突然の雨、そして夏の記録的な暑さなど、極端な天気が続く今年。気になるのは、これから迎える冬の状況ですが、新潟地方気象台は「暖冬少雪傾向になる」という予報を発表しました。ただ、大雪の心配がないわけではありません。
【桶屋美圭アナウンサー】
「まだまだ残暑が続いていますが、涼しい風も吹き、秋を感じられるようになってきました。そんな中、新潟地方気象台は10月からの3カ月予報と12月からの寒候期予報を発表しました」
9月19日、新潟地方気象台で行われた報道向けの説明会。ここで10月からの3カ月予報と12月~2月にかけての冬の予報が発表されました。
12月までの3カ月間、「降水量は平年並み」とされた一方、気温は10月が「高い」、11月と12月は「平年並み」か「高い」と予想されています。
気になる冬も、この気温の高い状態が続く見込みです。
【新潟地方気象台 山本浩気 象情報官】
「冬型の気圧配置が弱く、寒気の影響を受けにくいため、冬の気温は高く、降雪量は少ないでしょう。気温が高いので、雪というよりは雨という傾向になりやすい」
西高東低の冬型の気圧配置は一時的で寒気の南下も弱いことから、今年は全国的に気温が高く、日本海側の降雪量は少ない「暖冬少雪」傾向になると見られています。
ただ、大雪の心配が全くないわけではありません。
【新潟地方気象台 山本浩気 象情報官】
「まだ海面水位が高い状態で真冬並みの寒気が一時的とはいえ入った場合、降るものが雪であれば、かなりの大雪につながる」
また、県内は今年、猛暑に見舞われたことから例年以上に夏と冬の気温差が大きくなるとみられていて、体調管理などに注意が必要です。