「銀座 天一」 漂白剤入り水で食中毒騒動に“嫌韓疑惑”も浮上…短期間で営業再開させた三越にも問われる責任

9月16日に「Smart FLASH」が報じた天ぷらの老舗「天一 銀座三越レストラン店」で発生した食中毒騒動。世間を震撼させた出来事だが、新たな“疑惑”が浮上し波紋を広げている。
「記事によれば、8月31日の午後6時ごろに予約客の夫婦が来店。カウンター席に案内されると、喉が渇いていた妻が氷なしの水を注文したそうです。しかし女性店員が容器を取り違え、漂白剤が入った水を提供してしまったというのです。
さらに記事内では、妻の夫が店員の不誠実な対応を告発。水の異臭に気付いた妻が『おかしいです』と店員に訴えるも、取り合ってもらえなかったそう。さらに喉の痛みから吐き出そうとしたところ、『ここでやると迷惑なので、トイレに移ってください』と言われるなど、ぞんざいな扱いを受けたと明かしていました」(週刊誌記者)
「天一」は13日付で、公式サイトに「化学物質による食中毒事故発生に関するお知らせとお詫び」と題する声明を掲載。まず8日付で、所轄の中央区保健所から営業停止の行政指導を受けたと報告。12日まで営業を停止していたが、13日から再開したという。
また再発防止策として、《漂白作業は営業終了後に行うこととし、漂白作業の場所を決めるとともに、作業中であることを一目でわかるようにしました》との対策をはじめとする6項目を発表した。
そして18日には、テナント先である百貨店「銀座三越」が公式サイトで「食中毒事故発生に関するお詫びとお知らせ」と題するコメントを発表。
《体調を崩されたお客さまとそのご家族の方々には、多大なる苦痛とご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。銀座三越といたしましては、当該レストランはもちろんのこと、店内すべての食における衛生体制を一層強化し、安全・安心の確保に努めて参ります》と、謝罪した。
だが「天一」及び「銀座三越」が発表した声明には、客が告発した“不誠実な接客態度”についての説明はなされなかった。
そんななか、思わぬ側面から“とある疑惑”が浮上したのだ。
韓国メディア「聯合ニュース」は19日、東京都内の飲食店で韓国人客に漂白剤が入った水が出されたとして、韓国外交部の当局者が現地警察に捜査を要請したと報じた。被害者は6日に在日韓国大使館に連絡したという。
記事では具体的な店名は明記されなかったが、時期的に「天一」での事故と推察される。また記事の文末は、《飲食店側は誤って提供したとしているが、被害者側は故意によるものと主張し、「嫌韓」の可能性を提起している》と締めくくられている。
翌20日には、韓国メディア「ハンギョレ」も「日本の食堂、韓国人客に『漂白剤入りの水』提供したか…またもや嫌韓疑惑」と題する記事を公開。こちらも店名を明記していないが、「天一」での食中毒騒動を報じた「FLASH」の媒体名や報道内容を紹介。被害者の女性が韓国メディア「JTBC」のインタビューに応じたといい、《「嫌韓」による事件だと主張している》と報じた。
こうした続報にSNSでは困惑の声や、短期間で営業再開を許した三越にも「甘い」との指摘が寄せられている。
《銀座三越の対応にもガッカリだよ 何が食中毒だよ…》《銀座三越は自分とこの看板を大切にするなら天一の件を時の過ぎゆくまま有耶無耶にしてはならないよ。最悪の事態(撤退)を視野に、きっちり調査と反省そして今後のことを話し合いまともな謝罪文が出されることを期待したいですね》《韓国の人だから漂白剤入りの水を飲ませた、まではまだ言い切れない段階のようには思うけど、だからこそ、少なくとも三越は差別的な対応を許さない旨の声明は出した方がいいと思う。あからさまに店が接客に差をつけてたのは指摘されてるんだしな…》《天一の漂白剤事件の件、お客様が韓国の方だということで更に波紋が広がっているようですね。三越のサイトにあるお取引先行動規範にも人権について書かれていますし、今後三越がどのように対応していくのか気になるところ》