新宿西口の小田急ハルク1階に「時屋」という甘味喫茶あります。お店の前は何度も通っていたのですが一度も訪れたことがなく、いつか行ってみたいな~と気になっていたところ「時屋にかなり大きなサイズのどら焼きがあるとらしい」いう情報が。えっそれは食べてみたい! ということで先日行ってきました。
創業1948年、老舗甘味喫茶「時屋」
時屋は1948年創業という老舗店で、店構えからは昭和の雰囲気が漂います。店頭の大きなのれんや立て看板には「どらやき」の文字が。
聞くところによると、この時屋のどら焼きは漫画家・藤子・F・不二雄さんの好物で、『ドラえもん』の作中に出てくるどら焼きのモデルにもなっているのだとか。ますます期待が高まります……!
喫茶店に足を踏み入れると、古びた印象はなく清潔感のある明るい空間が広がりますが、ふと入口付近に目をやると懐かしのピンク電話を発見。この店の歴史を感じると共に、昭和にタイムスリップしたような感覚になんだかわくわくします。
メニューを開くとあんみつやみつ豆、かき氷など、甘味処ならではの魅力的なメニューがずらり。豊富なドリンクメニューも気になるし、お食事メニューのあべ川餅やおぞうにもおいしそう…!
と目移りしていると、どら焼きのページにたどり着きました。喫茶メニューは「中どらやき」というサイズのようですが、その下のという欄にありました! お目当ての「特大どらやき」の文字が!
「大どらやき(1,100円)」「特大どらやき(2,750円)」とメニューには並びますが、テイクアウトのみということでしょうか。いずれにしても一人では食べきれないと思うので、ここは店内でしか食べられないであろう”生クリーム入り”どら焼きを注文するとして、「特大どら焼き」はおみやげとして帰りに買うことにしました。
注文からほどなくして運ばれてきた「抹茶と生クリーム入りどら焼き(1,030円)」はなかなかのサイズ。普段食べるどら焼きよりも一回りは大きそうです。
ほんのり甘くしっとりした生地の間には、粒あんがぎっしり。粒がしっかり残った小豆は食感も良く存在感たっぷりで、甘さ控えめな生クリームもよく合います。
そしてセットのお抹茶とも相性抜群。
いよいよ本題の「特大どら焼き」について店員さんに尋ねてみると、この日の在庫は「中どら焼き」のみで特大サイズは予約注文になるとのこと。すぐの対面が適わず残念ではありますが、せっかくここまで足を運んだので予約購入することに。配送受取も可能ということで、最短の翌々日受取でお願いしました。
「特大どら焼き」サイズはいかほど……?
後日、予定通りの日時に冷蔵便で「特大どら焼き」が到着しました!
手にすると想像以上の重量でずっしり。さすが特大サイズです。贈答用に購入される方も多いようで、包装紙や箱に丁寧に包まれています。
早速開封すると……真空パックされた状態のどら焼きが出てきました!
あまりに重たいので重量を測ってみると、なんと1.3kg超え。
比較用にスーパーで購入してきた一般的なサイズのどら焼きが85gなので、重量は約15倍!
一緒に購入した「中どら焼き」もなかなかのサイズ感だったので気になって測ってみたところ、159gと特大には及びませんがやはり大きい。
この通り、私の手のひらよりも大きいサイズで、袋から出すと両手で支えないとバランスを崩しそうなほどです。見たことのないビッグサイズのどら焼きを見て、家族は大盛り上がり(笑)
先ほどの85gのどら焼きと並べると、サイズの差は一目瞭然です。
「特大どら焼き」をいざ実食!
そのままガブっといきたい衝動を抑え(笑)、今回はケーキのようにカットして食べることに。とても親切なことに、箱の中にはカット用のナイフが同梱されています。しかも持ち手がネコの形に! さりげない工夫に感動し、より一層テンションが上がります。
1切れカットしてみると、切り口からはたっぷりの小豆と共に栗がお目見えです……!
1カットずつお皿に盛り付けました。この切り方でどら焼きを食べる経験が無いので、妙な特別感があります。
店内で食べた生クリーム入りと比べると、粒あんの美味しさをダイレクトに味わえました。あんの量もぎっしりで食べ応えも充分、この1切れでも相当な満足感です。
今回はカットして食べましたが、普段のどら焼きと同じようにそのままかぶりつく背徳感を楽しむのもありですし、お祝いごとやパーティなど、イベント時に用意したら盛り上がること間違いなしです。(どら焼き中心の焼き印は、店名ではなく「寿」に変更もできるそう)
店外には持ち帰り商品の販売窓口もあるので喫茶利用なしでも購入可能、全国発送も承っているそうですよ。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!
<時屋>
・住所: 東京都新宿区西新宿1-5-1 1F
・営業時間: 11:00~20:00(LO.19:30)