新潟市にある大学の学生寮で社会福祉を学ぶ学生と障がいのある人たちが一緒になって昼食を提供しました。調理や接客の共同作業は、かけがえのない時間となったようです。
新潟医療福祉大学の学生寮で、9月22日まで3日間行われた、その名も「ポテト祭り」。
新潟市西区にある就労支援施設「豆の木」の利用者が作ったジャガイモをメインに、コロッケなどを昼食に提供します。
【豆の木から参加 阿部稔さん】
「楽しいです」
施設の利用者とともに作業するのは日頃、社会福祉を学んでいる学生です。
【学生】
「みんなにおいしいと言ってもらえるとうれしい」
【松村道子キャスター】
「厨房からは揚げたてのポテトの香ばしい香りがしてきました。まもなく開店です」
ジャガイモ料理に加え、おにぎりや味噌汁なども販売。お腹をすかせた学生たちが次々とやってきました。
【学生】
「イモが入っていて、炭水化物がとれるのでいい」
【学生】
「ジャガイモが甘くてとてもおいしい」
【豆の木から参加 阿部稔さん】
「自分で作った作物が加工されて喜んでもらえてうれしい」
【豆の木から参加 矢尻幸夫さん】
「おいしいですからね。自分で言うのもなんだけど」
ともに作業をした学生にとっても貴重な時間となりました。
【学生】
「一人一人やりたいことやできることが違うと思うので、作業の分担を考えながら、全員が楽しくできているかなと思う」
【学生】
「将来は障がいをもった方々と一緒に働いて、世間の障がいに対する偏見をなくしていきたい」
売り上げは就労支援施設の工賃に充てられるということです。