竜巻やダウンバーストの可能性も…“突風被害”で小屋が吹き飛び瓦礫の山に 工事の足場も崩れ下の車を直撃

愛知県では大気が不安定となり、21日夜、竜巻注意情報が発表され、犬山市では突風とみられる影響で工事現場の足場が崩れ、車が下敷きになりました。 21日夜8時過ぎ、愛知県犬山市のマンションの外壁工事の足場が崩れ、駐車場の複数の車に直撃しました。屋根が曲がったり、フロントガラスが大きく割れてしまったりした車もありました。
車が被害にあった住民:「唖然としているので、ちょっと怒りもあるんですけど。横殴りというレベルじゃなかったので、窓が割れるかなぐらいの勢いで風が吹いていて」 当時、愛知県内は大気が不安定となり、竜巻注意情報が出されていて、一夜明け、業者や住民が対応に追われていました。
付近の住民:「すごい大きな音がして、びっくりして玄関を開けたら、足場が崩れて車が下敷きになっているような感じでした」車が被害にあった住民:「ショックですよね。まだ買ったばかりだったので、1年半くらい」
強風によるとみられる被害は、マンションの足場以外にもありました。近くでは、農業用ハウスや、工場の屋根がめくれあがるなどの被害が複数見られました。
マンションの付近にあった青い屋根の小屋は吹き飛び、跡形もない状態になり、瓦礫の山となっていました。
犬山市によりますと、屋根が剥がれるなどの建物の被害は15軒確認されましたが、ケガ人はなかったというこです。 午後には名古屋地方気象台の職員が現地調査に入り、住民からの聞き取りなどを進めました。
名古屋地方気象台の職員:「昨日の夕方から夜にかけて激しい雨がありました。住宅の被害の状況から、突風が吹いた可能性が十分あります」 気象台は、竜巻やダウンバーストなどの気象現象があった可能性もあるとみて分析を進めています。