「いじめを見逃さないためには?」 児童・生徒がいじめ問題を議論 新潟県内でも認知件数増

新潟市で9月23日、いじめの問題について考える集会が開かれ、児童や生徒がいじめを見逃さないためにどうするべきか話し合いました。

「いじめ見逃しゼロ 県民の集い」は、いじめ問題について子どもが考え、大人にもそのメッセージを受け止めてもらおうと毎年開かれています。

今年は長岡市や上越市などから小・中・高校生あわせて10人が参加。

保護者も見守る中、いじめかもしれない場面を見かけた場合の対応や、ネットいじめを生まないための方法などを話し合いました。

【小学生の部に登壇した児童】
「いじめられているかもしれない人が困っていたら大人に相談したい」
「いじめをしていた人がいるところで声をかけずに、いないところで聞く方がいいと思う」

2021年度、 新潟県内のいじめの認知件数は2万1000件あまりで、全ての校種で増加しました。

【参加した児童】
「家の人や先生、友達と協力していじめをなくしていきたいと思う」

【参加した生徒】
「色んな人の考えを聞けて、自分もSNSとか、今後いじめについてもう少し考えなきゃいけないなということが意識できたので良かったと思う」

集会の様子はインターネットで今年度末まで配信され、学校の教材などとして使用されます。