東京体育館にアラビア料理レストランがオープン! エジプトの国民食「コシャリ」、サウジアラビアの伝統的なピラフ「カプサ」、トルコの伝統菓子「バクラヴァ」など提供

東京都スポーツ文化事業団は10月1日、アラビア料理レストラン「Arabian Restaurant & Cafe Bar Oasis(アラビアンレストラン&カフェバー オアシス)」を東京体育館(東京都渋谷区千駄ヶ谷)にオープンする。

同レストランは、スポーツ施設に併設されたレストランとして、日本ではあまり馴染みのない中近東地域のアラビア料理を中心に、身体の美と健康にこだわった栄養バランスのとれた活力の出るメニューと、美味しく楽しくお洒落な気分を味わえる空間を提供する。美容や健康に効果的と言われる栄養価が豊富なスーパーフードを多用し、低カロリー・低糖質・低脂質を意識した料理、免疫力向上・消化促進・美肌効果・ダイエット効果を期待したスムージーやフレッシュジュースなどの飲み物のほか、ハラルやベジタリアンにも対応したメニューも用意している。

アラビア料理は、アラブの食文化だけではなく中東や地中海地域など幅広いイスラム文化圏の食文化が含まれた料理で、エジプト料理やトルコ料理、サウジアラビア料理、イスラエル料理などが含まれる。アラビア料理は、中東の暑い気候でも健康的に生活できるよう、様々なスパイスやハーブ、柑橘類、オリーブ油などをふんだんに使って味付けされているのが特徴の1つだとか。

「アボカドサワークリームコシャリ(前菜・スープ付き)」(1,400円)は、米やパスタ、ヒヨコ豆、レンズ豆などをミックスし、お好みで酸味ソースの「ダッア」と辛味ソースの「シャッタ」をかけて食べるエジプトの国民食。ベーシックなコシャリやハーブチキンコシャリなども用意している。

「チキンカプサ」(1,540円)は、羊肉や鶏肉などを米と一緒に炊く、サウジアラビアの伝統的なピラフ。祝い事で食べることが多く、豪快に大皿に盛るのが特徴。スパイスの芳醇な香りがクセになる一品だとか。日本で本場のカプサが食べられるお店は数少ないという。

「彩り野菜のハリッサタジン(バスマティライス付き)」(1,540円)は、円錐型の蓋が特徴的なタジン鍋を用いて、鍋蓋を伝って落ちてきた食材の水分だけで煮込む無水調理法で作られた料理。香辛料で香り付けした野菜や調味料を入れてじっくり蒸し煮にすることで、スパイシーさがありつつも、素材本来の美味しさが味わえる。

「フムス」(770円)は焼いたナスと「タヒニ」というゴマのペースト、オリーブオイルなどの調味料を和えたもので、フムスと並び東地域で親しまれている前菜料理。

「ピスタチオのバクラヴァ」(550円)はオスマン帝国時代から愛されるトルコの伝統菓子。何十層にも重ねられた薄いパイ生地に、ピスタチオやくるみなどを挟んで焼き上げた甘いお菓子で、仕上げにたっぷりと甘いバターシロップを染み込ませるのが特徴。

その他、スーパーフードの「デーツ(キングソロモン)」(330円)やココナッツを使用したデザートなど、中近東地域で食べられる人気のスイーツも多数用意している。

また、中近東地域の伝統的なアラビア料理や人気のスイーツなど、アラビアの世界観をゆっくりと堪能できる「アラビアンアフタヌーンティー」(4,500円)の提供も予定しているという。