愛知県岩倉市の消防本部が、新型コロナ対策としてオゾン発生器を救急車で使用し、複数の隊員が体調不良を訴えていたことがわかりました。
岩倉市消防本部によりますと2020年7月ごろ、救急搬送を終えた救急車の車内をオゾン発生器で消毒し、一部の隊員に咳が出るなどの体調不良が出ていました。
オゾンにはウイルスを不活性化する効果があるものの、濃度によっては人体にも悪影響があり、岩倉市で導入した発生器は本来、人がいない環境で使う想定のものだったということです。
計14人の隊員がオゾンを浴びたことがわかっていて、消防本部の聞き取りに「当時新型コロナへの警戒感が強く、ウイルスを持ち帰りたくないという思いから誤った使い方をしてしまった」などと話しているということです。