近くの横断歩道や歩道橋を使わずに道路を渡る“横着横断” 撲滅へ「さっきやっていた」死亡事故も

愛知県豊橋市で横断歩道以外の場所での危険な横断を防ごうと警察が市民に標語を募集しました。選ばれたのは「横着横断」。狙いは事故を減らすための「わかりやすさ」です。(豊橋警察署 近藤要一副署長)「ことしに入って5月に2件、この『横着横断』による死亡事故が発生している」
豊橋署が新たに掲げた言葉、「横着横断(おうちゃくおうだん)」。ある危険な横断の仕方を指す言葉です。危険な横断とは…(記者)「横断歩道があるにもかかわらず、横断歩道ではないところを通って、道路を渡っていきます」
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(街の人)「さっき(母が)やっていた」(母親)「そうかもしれない…」(街の人)「車が来ていなければ渡ったりしている」(街の人)「夜に車を運転していて、突然(人が)出てきて急ブレーキをかけたことがある」
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豊橋市内ではことし5月、横断歩道や歩道橋がすぐ近くにあるにもかかわらず、横断歩道がない場所で道路を渡ろうとした歩行者が、車にはねられ死亡する事故が2件立て続けに発生していました。危機感を持った豊橋警察署が、このいわゆる“乱横断”に歯止めをかけようと、より分かりやすい「合言葉」を市民から募集したのです。(豊橋警察署 近藤要一副署長)「最優秀作品に選ばれた『横着横断』という言葉を、強力な武器として広報活動に力を入れていく」
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選ばれた言葉が「横着横断(おうちゃくおうだん)」。(「横着横断」の考案者 神藤結花さん)「横断歩道を渡らずにその辺で渡るのは、“横着い”行為なのでわかりやすいかなと。『横着いことしちゃいかんよ』っていう感じのイメージ」「横着横断」は市民に広がるでしょうか。豊橋署は今後、啓発活動に力を入れていくということです。