９月県議会が開会し、花角知事は冒頭、県職員らが逮捕された官製談合事件に触れ「県民の信頼回復に取り組む」と述べました。
９月２５日開会した９月県議会。
物価高騰対策や渇水対策などを盛り込んだ総額約１０７億円の県補正予算案などについて審議されます。
一方、議案の説明に先立ち、花角知事が口にしたのは…
【花角知事】
「公共工事の入札は競争性公正性、透明性の確保が大前提であり、今回の件は公共工事に対する県民の信頼を揺るがしかねないものであり、誠に遺憾であります」
９月２０日、新発田市の区画整理工事をめぐり、県新発田地域振興局農村整備部・前部長の鶴巻博文容疑者ら３人が逮捕された官製談合事件について、花角知事はこのように触れた上で「職員の法令順守の徹底を図り、県民の信頼回復に取り組む」と述べました。
県職員が談合の疑いで逮捕される初めての事態に対し、今議会で再発防止策など説明が求められる見通しです。
このほか、県が原発に関する３つの検証の総括報告書を公表したことを受け、原発再稼働をめぐる論戦も予想される９月県議会は１０月１７日まで開かれます。