「フライトは一区切り」新潟発『トキエア』 就航延期の要因の一つ “実証飛行試験”が終了

新潟空港を拠点とする格安航空会社「トキエア」。台風などの影響で遅れ、就航が延期した要因の一つとなっていた、国による実証飛行の試験が9月25日終了しました。

新潟~札幌丘珠線の就航を目指し、これまで訓練を重ねてきた格安航空会社「トキエア」。

しかし、当初6月末だった就航予定日は、安全性に関する国の審査の遅れなどを理由に度々延期し、8月、実証飛行の試験が台風で延期されてからは、先が見通せない状況となっていました。こうした中…

【記者リポート】
「実証飛行最終日を迎えました。トキエアのカウンター前には、乗客役のスタッフが並び、搭乗手続の確認をしています」

25日、国による最後の実証飛行試験が行われました。

試験では、搭乗手続きや飛行中のトラブルへの対応などを確認。そして、機体は札幌丘珠空港とを往復し、実証飛行の試験は大きな問題なく終了しました。

【トキエア 長谷川政樹 社長】
「どうしても天候に左右されたりとか色々あるので、なかなか条件を揃えてフライトをするというのは、結構それはそれで大変。とりあえず、フライトのほうは一区切りという感じ」

一方、試験で明らかとなった課題に対応するため、就航日は決まっていません。

【トキエア 長谷川政樹 社長】
「丁寧に実態に合わせて、トキの安全なサービスをつくりあげていく。就航に向けて頑張る」

就航準備は大詰めを迎えています。