死者・行方不明者5098人…伊勢湾台風の上陸から64年 名古屋で慰霊祭 河村市長「過去を忘れんように」

伊勢湾台風の上陸から64年を迎えた9月26日、名古屋で犠牲者を偲ぶ慰霊祭が開かれました。

名古屋市千種区の平和公園で開かれた慰霊祭には、河村市長や市の職員ら約30人が出席し、1分間の黙とうを捧げたあと慰霊碑に花を手向けました。

1959年9月26日から27日にかけて日本列島を縦断した伊勢湾台風は、愛知県と三重県を中心に大きな被害をもたらし、死者・行方不明者は全国で5098人、名古屋市だけでも1851人にのぼりました。

河村名古屋市長:
「過去を忘れんように。こんなことが起きるはずがないということが起きますんでね」

河村市長は「庄内川の排水能力や港区の堤防の安全性などを、改めてチェックしなければいけない」と話し、水害対策への意識を再確認していました。