史上初の連覇なるか…男子ゴルフ『バンテリン東海クラシック』“日本一の飛ばし屋”河本力「歴史に名を刻む」

男子ゴルフの「第53回バンテリン東海クラシック」が愛知県みよし市の「三好カントリー倶楽部」で9月28日に開幕します。前回優勝の河本力選手は、史上初の大会連覇を目指します。 日本一の飛ばし屋といわれるプロゴルファー河本力選手(23)。去年2022年のバンテリン東海クラシックでは、プロ1年目・22歳という若さで大会初優勝を飾りました。 がっちりとした下半身に、分厚い胸板です。河本選手:「フルスクワットは100キロやるか、やらないか。この辺(腹筋)に締まりがないときは、めちゃくちゃ高重量を腹筋に力を入れ続けて上げる」
強さの秘密は規格外の飛距離です。河本選手:「試合で飛ぶ打ち方はしないですね、ドライバーは特に。一番飛ばない打ち方が、一番まっすぐ行くんで」 去年見せた驚愕のショットは、378ヤード。去年の大会も、日本一の飛ばし屋を一目見ようと人だかりができました。ドライバーの平均飛距離は世界でもトップクラスです。
183センチ97キロ。今でこそがっちりした体格の河本選手ですが、昔からではありません。河本選手:「小っちゃいときはがりがりで、本当に心配されるくらいがりがりだったんですけど。身長も大きくしたいということで、いっぱい煮干しとか牛乳とか飲まされていたので。高校時代に3年間で30キロぐらい増量して」
高校時代に60キロから92キロまで増量しました。飛距離アップのために壮絶な努力がありました。河本選手:「体重増やすのはすごく難しくて苦しかったですね、今考えたら。肉メインになっちゃうんですけど、月何回焼肉に行ったか分かんないくらい焼肉食べて。ご飯は大ライス3杯くらいと、肉は何人前かわからないぐらいという感じです」 そのおかげもあって高校3年間で70ヤードも飛距離がアップしました。飛距離を武器にバンテリン東海クラシックで、誰も成し得たことのない大会連覇を目指します。
河本選手:「歴史に名前を刻むというか、欲しいタイトルというか、燃える気持ちは強くなります」