20kgある重りの引き上げも…海上保安庁の潜水士や県消防学校の指導者らが港で合同訓練 三重・鳥羽市

三重県の鳥羽港で28日、海上保安庁の潜水士や三重県消防学校の水難救助の指導者たちが集まり、海の事故を想定した訓練が行われました。筋トレが日課の記者も、その厳しい訓練を体験しました。

28日、鳥羽港に逞しい体格の男性たちが集まり、年に一度の合同訓練に挑みました。船の転覆や沈没といった海難事故を想定し、厳しい環境でも現場対応できる基礎体力や潜水技術の向上を図ります。

20kgある重りを水中から引き上げたり、船のフチにしがみつき自力でよじ登ったりと、6つのメニューを1セットに80分以内に4セットこなしました。人命救助のための厳しい訓練です。

今回特別に、訓練を体験させてもらえることとなり、筋トレが日課の三重駐在の男性記者(40)が挑戦しました。

挑んだのは4mほどのロープをよじ登って船に上がる訓練で、成功はその筋力にかかっています。

自慢の腕力を使い、順調に1mほど登ります。しかし、水の重さにくわえ、その態勢の厳しさから足がつりそうになり、断念しました。

訓練を体験した記者:
「全身の筋肉を使って船の上に上がることなんて絶対にできないなって途中で思ってしまって、皆さん海の安全を守るために日々過酷な訓練をされてるんだなと思って、本当にすごいなと、尊敬してます」