猛暑と水不足の影響で、新潟県産コシヒカリの一等米比率は平年を大きく下回っています。こうした中、「コメの等級と味は別」として、魚沼産コシヒカリのおいしさをPRする試食会が小千谷市で開かれました。
JA全農にいがたによりますと、9月20日時点の県産コシヒカリの一等米比率は1~4%で、このうち魚沼産コシヒカリは2%と、去年の81%を大きく下回っています。
一等米比率の低下は、記録的な猛暑により白く濁った粒が増えたことが要因だということです。
こうした中、28日開かれた魚沼産コシヒカリの試食会。主催者は「コメの品質や等級と食味はイコールではない」と強調しました。
【魚沼米対策協議会 藤島睦 会長】
「コメの品質や等級が悪くても食味には関係ない。例年の魚沼産コシヒカリと変わらず、おいしいコメが出来上がっている」
この日は小千谷市長などに炊きたての魚沼産コシヒカリが等級を伏せたうえで提供されました。
【小千谷市 宮崎悦男 市長】
「食感や味はもちろん、どちらも変わらず、おいしくいただいている」
一等米と二等以下のコメを記者も食べ比べしてみると…
【記者リポート】
「先ほどいただいた一等米と全く変わらずに口の中にコメの甘みが広がっておいしいです」
【魚沼米対策協議会 藤島睦 会長】
「食べていただくと、そんなに味は変わらないと思う。今年もおいしいコメということで、安心して食べていただきたい」
JA全農にいがたは、テレビコーマシャルや景品が当たるキャンペーンを数年ぶりに復活させるなどして県産米の販売促進に努める方針です。