不登校の間、何をして過ごす? 「何もしない」は2位

成基が運営する不登校に関する情報提供メディア「ツナグバ」は、不登校の間に何をして過ごしているのかについてのアンケート結果を9月25日に発表した。調査は2023年7月21日~8月2日の期間、不登校の経験を持つ296名を対象に行われた。

はじめに、登校していない間は日中、何をして過ごしているかと尋ねたところ、最も多かった回答は「趣味や遊び」だった。次いで「何もしない」という回答に。具体的には、「何かしたいが不安で何もする気になれない」「誰とも関わることがないのはつらい」といった声が寄せられた。

「その他」の回答には「フリースクールや適応指導教室に通っている」「家事をしている」などの回答があり、学校以外のルーティンワークが成立している人が多いこともわかった。

また、登校していない間の趣味について聞くと、1位は「ゲーム」という結果になった。次いで、2位「スマホ」、3位「音楽」と続いた。

不登校関連の保護者の悩みの中で、子どものゲームやネット依存に関するものは多いが、具体的には「やることがなくずっとゲームや動画を見ている」「他にやることがなくなり、ダラダラSNSを見ている」などの回答が多く集まった。

次に、登校していない間、外出や友人と会う頻度について調査。7割超えが登校しない間「週に一度以下しか外出しない(週に1度程度+外出しない)」と回答し、同じく7割の人が「友人と会うことがない」と回答している。

回答者ごとに見ると、外出や友人と会う頻度が低い人ほど、ネット・ゲームを趣味にして過ごしていることが多い傾向にあることがわかった。

一方で、外出の頻度が高い人や友人に頻繁に会う人は「スポーツ」「テレビ番組」「読書や漫画」といったコンテンツを趣味としている人が多く、「友達と一緒にサッカーをしている」「紹介された漫画にはまっている」という回答も寄せられた。