パーソルホールディングスは9月27日、全国の就業者を対象とした「はたらく定点調査」の中から、「Z世代」を切り口にしたデータを発表した。調査時期は2023年3月、調査対象は15歳~69歳の本業・副業で働いている人、有効回答は10万人。
Z世代の転職志向について、仕事をするときの考え方を調べたところ、「(いずれ)転職したい」は6割近い58.4%に上り、Z世代、Y世代、X世代、ベビーブーマーの中で最も高くなった。
一方、起業志向については、「(いずれ)起業したい」は28.1%にとどまったものの、こちらも全世代の中でトップとなった。
次に、働く上で重視していることを聞くと、「休暇の取りやすさ」を挙げた割合は36.3%で、全世代の中で2番目に低いことが判明。一方、休暇の使い方については、「自分の誕生日や記念日」「家族の誕生日や記念日」「趣味のため」との回答が全世代の中で最も高くなった。
ハラスメントに対する意識をみると、質問した多くの項目で、Z世代は「ハラスメントだと思う」と答えた割合が最も低い結果に。他方、「ビールを勝手に注文された」「有給休暇を別日にするようにお願いされた」「プレゼントのためのお金を徴収された」などの項目では、ハラスメントだと感じる割合は全世代で最も高い結果となった。