70代祖母が8歳孫を殴殺するも動機は不明 6人の孫を世話する日々で起きた悲劇

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アメリカ・ノースカロライナ州で、70代の祖母が小学生の孫を殴殺する事件が起きた。犯行の動機がなかなか見えてこないとして、警察も苦慮していることを『WITN-TV』『abc11 News』などが伝えている。
ノースカロライナ州ナッシュビル市で7日午後4時半ごろ、祖母が8歳の孫娘を激しく殴り、死亡させるという事件が起きた。
児童虐待、第一級殺人などの容疑で逮捕・起訴されたのは、パトリシア・アン・リックス(72)。事件の深刻さを理由に保釈保証金は設定されず、現在もナッシュ郡拘置所に収監されている。
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孫娘はリックス容疑者に激しく殴られ意識を失い、搬送先のナッシュUNCヘルスケア病院で死亡が確認された。診察した医師は「頭部を中心に全身に打撲の跡がある」と述べている。
残された家族のプライバシーを重んじるとして、郡保安官事務所は被害者の氏名や通っていた学校の名称は公表していない。
リックス容疑者の自宅には、亡くなった孫娘も含め6人もの子供が暮らしていた。事件後、残された5人の子供たちはナッシュ郡社会福祉局の職員により保護されている。
容疑者は数名の孫の法定後見人として登録され、もう1人の成人とともに子育てにあたっていた。事件の通報者は病院の職員で、その人物ではないという。
引き続きリックス容疑者に対する取り調べが行われているが、本人の供述があいまいで、犯行の動機については不明な点が多いという。
こうした事件は洋の東西問わず稀に起きている。子供が成長する一方で祖母は高齢になるなか、想像を絶する忙しさやしつけの失敗で精神状態が不安定になり、つい手を上げてしまったというケースも少なくないようだ。
(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)