グリルにアルミホイルを敷いたら引火…“誤った時短家事”で発火の報告 ガスコンロの火災事故に注意

ガスコンロにアルミホイルを使う「時短テクニック」が“火事”につながる恐れがあるとして、製品事故の調査機関「NITE」が28日、実験映像を公開しました。 ガスコンロのグリルにアルミホイルを敷き、鶏皮をのせて焼きます。
しばらくすると、ホイルにたまった脂が過熱され発火しました。さらに、飛び散った脂に引火しています。「後の掃除がラクになるから」と、時短家事のつもりで鶏皮やサンマなど脂の多い食材をアルミホイルを敷いて焼くのは危険です。
日頃のコンロの掃除も重要です。掃除を怠り、グリルの受け皿がギトギトに脂汚れが溜まった状態で、魚を乗せて点火します。
しばらくすると、コンロの中の魚が炎上しました。実験では魚の下から火が上がっていて、受け皿に付着していた食材のカスや脂汚れが発火していました。こまめな掃除が、思わぬ火事を防ぐ対策です。
NITEによると、2022年度までの5年間で報告されたガスコンロ事故195件のうち、汚れの放置や、誤った掃除の時短術によるものは43件です。 旬の味覚が集まる季節、毎日使うガスコンロはこまめに掃除し、正しい使い方で安心安全に料理することが大切です。