政府機関作の安全啓発アルバムのジェケットがダサすぎ? ただし曲は良いと話題に

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アメリカの消費者製品安全委員会が、若者向けの新たなアプローチとして、身の回りの安全を啓発する楽曲が盛り込まれたアルバムをリリース。しかしそのアルバムアートがダサすぎるとして、SNSで話題になっている。『NPR』『WSAZ』などの海外メディアが報じた。
【動画】一度見たら忘れられないアルバムアート
アメリカ合衆国消費者製品安全委員会(CPSC)は、主に子供用品や家電製品、コンピュータについて、ガイドラインの作成やリコール、品質や安全性の担保などを執り行っている独立政府機関である。
同委員会は20日、10代から若者に向けた安全啓発の取り組みとして、『We’re Safety Now Haven’t We(私たちは今安全だ)』というタイトルのアルバムをリリースした。
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同アルバムには、さまざまなジャンルにまたがる安全啓発をテーマにした楽曲が6曲収録されており、歌っているアーティストは公式には匿名とされている。
内容はヘルメット着用に関するEDMや、花火を安全に取り扱うためのK-POP、また煙感知器についてのレゲトンなどさまざまだが、特にアメリカの若者ウケがいいジャンルで揃えられているようだ。
「政府機関の考えた若者向け安全啓発アルバム」という固いイメージを持たれそうな試みにも関わらず、各トラックの評判は決して悪くはないという。
特に、プロジェクトに参加したアーティストは匿名を保っているが、SNSで大きな影響力を持っており、そのうちの1人か2人は「とてもよく知られている」人物だそうだ。
アルバムには「VOLUME 1」と記載されており、制作スタッフは「うまくいけば、もっとアルバムを作るチャンスがあるかもしれません」と次回作への期待を寄せている。
楽曲への評価の一方で、CPSCの公式サイトとYouTubeで確認できるアルバムアートに関しては、「ダサすぎる」「曲の良さと噛み合ってない」「一周回って好き」など物議を醸している。
そのアルバムアートとは、どぎついネオン調のレーザーをバックに実写の猫や犬、狐が配置され、“雑コラ”のようにヘルメットやスマートフォンの写真が合成されているカオス状態だ。
あるいは「スペースキャット」のようなネットミームに寄せて、さらに若者の関心を引こうとしているのかもしれないが、効果の程は不明である。