犬の仕入れ価格が高騰…ペットショップを経営していた会社が破産開始決定 負債額は約3100万円【新潟】

新潟県長岡市でペットショップを経営していた三浦ペットが9月19日に新潟地裁長岡支部から破産開始決定を受けたことが分かりました。

民間の信用調査会社・東京商工リサーチ新潟支店によりますと、三浦ペットは1969年4月に創業し、1991年12月に法人化しました。子犬・子猫の販売を主力に、ペットフード・用品の販売を行い、ペットホテル・美容室も併営。年商5000万円~6000万円台で推移していましたが、ホームセンターや全国チェーン店との競合が強まり、次第に客足は減少。新型コロナウイルス感染拡大後は巣ごもり需要により犬の販売が伸びた一方、ネット販売に顧客が流れるなどのマイナス要因もあり、2022年10月期の売上高は3800万円に落ち込んでいました。

また、直近はリピーター中心の営業を行っていましたが、犬の仕入れ価格が高騰し、収益を圧迫。値上げで対応していたものの経営は好転せず、2023年6月20日付で閉店し、事業を断念したということです。

負債額は約3100万円に上っていました。