北海道に冬の便り 旭岳で初冠雪 今シーズン全国一番乗り

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本日(4日)、旭川地方気象台で旭岳の初冠雪を観測しました。平年より9日遅く、昨年より1日早い観測です。
大雪山系の旭岳で初冠雪
昨日(3日)から今日(4日)にかけて、北海道の上空には10月中旬から下旬並みの寒気が流れ込み、山では雨が雪に変わって積雪状態となった所もありました。旭川地方気象台では平年より9日遅く、昨年より1日早く、大雪山系の旭岳の初冠雪を観測し、今シーズン全国で初めての雪の便りとなりました。北海道での初冠雪が富士山よりも早かったのは、3年ぶりのことです。なお、上空の寒気は7日(土)頃にかけて居座る見込みです。標高の高い山などでは雨が雪に変わり、うっすらと積もる可能性もあります。週末にかけてはその他の山でも、初冠雪の便りが届く所があるかもしれません。
初冠雪とは

初冠雪とは、8月1日から翌年の7月31日までに山麓の気象官署から見て、山頂付近が初めて積雪などで白く見えることを言います。麓から見えることが条件で、山にいくら雪が積もっていても、雲に邪魔されて見えない場合は初冠雪にはなりません。遠くから見えるくらいの雪が積もり、その後、晴れて麓から確認できたときに、初冠雪となります。(なお、富士山の初冠雪は、「一日の平均気温が、その年の最も高い日」の後に、山頂付近が雪などによって白く見える様子が、麓の気象台から見えたことが、観測の条件です。)